2010-02-13

プログラミングが難しいのは…

購読しているとあるブログで知って、The Evolution of End User Programming という動画を見た。その中で、エンドユーザにとってプログラミングが難しいのは、それが、"Indirect & Abstract" なものであるからだ、と言っていた。うまい表現だと思った。まったくその通りだ、と。

さらに言えば、エンドユーザにとってのプログラミングだけでなく、プログラマにとっても「間接的で抽象的」なものはわかりにくい。プログラミングだけでなく、コンピューティング(コンピュータを使ってあれこれすること)自体についても同じことが言える。

バッチから対話型へ、大型汎用機からパソコンへ、CUI から GUI へ、構造化プログラミングからオブジェクト指向プログラミングへ。コンピューティングの進化は、いずれも「間接的で抽象的」なものを「直接的あるいは具体的」な何かへと置き換える方向に進んでいる。

アプリやデバイスを考えるときに心に留めておくべきことだ。

関連リンク

参考文献

No Code Required: Giving Users Tools to Transform the Web
Allen Cypher, Mira Dontcheva, Tessa Lau, Jeffrey Nichols / Morgan Kaufmann ( 2010-04-19 )

動画の中で紹介されていた文献だけど(↑)、まだ出版されていない。2010/4/29 に出版予定となっている。

2010-02-12

twitter より (2010-02-11)

  • Media Marker がサーバ増強のため移転するとのこと。ときどき重くなってたから、増強してくれるのはユーザとしてうれしい限り。で、ふと思ったんだけど、ベッタリと依存してしまうサービスは個人専用のものがあった方が良いんじゃないか? posted at 12:33:45
  • ソーシャルな部分が実装しづらくなるけど、そこだけを切り出してしまうことも可能だろう。 posted at 12:35:42
  • 蔵書データそのものは個人のサーバ(サービス)に保持しておけば良くて、単一のサービスプロバイダーに集中管理する必要はない。ブログと同じだよな。 posted at 12:37:44
  • サービスプロバイダーとしてはユーザを囲い込んだ方が良いのだろうけど、ユーザの規模にあわせてサービスをスケールアップしていくのは大変だろう。コストだとか、いろいろ。 posted at 12:39:22
  • Google みたいにコンピューティングパワーをどんどん増強していけるプロバイダーでないと、人気が出るサービスを運営しつづけることって難しいのかも。 posted at 12:43:01
  • 有料サービスならやっていけるのかねえ。けど、有料と無料じゃ、初期ユーザの食いつきが全然違うだろうし。だから、無料と有料のコースを設けるサービスが多いのか。 posted at 12:46:54
  • でも、無料ユーザにくらべて比較的少数の有料ユーザからの収益で全体を賄うのって難しそうだよねえ。 posted at 12:48:04
  • やはり、基本的なデータは個人が自分で保持しつつ(当然、その分のコストも自己負担)、ソーシャルな部分だけ外部のサービスを使うっていうようになるべき。そうすればサービスプロバイダーの負担が減る。 posted at 12:49:38
  • Google が描く、ネットワークコンピューティングな世界って、そういう意味ではあまり歓迎したくないビジョンなのかもなあ。Google のような規模を持たない組織が参入しづらくなるんじゃないか? posted at 12:52:54
  • 話をもとにもどして。結局、個人のデータって、その本人が一番、頻繁に利用するんだよ。それもリアルタイムに。登録に時間がかかるとか、閲覧に時間がかかるとかってなると、とたんに利便性が低下する。 posted at 12:58:38
  • けど、ソーシャルな部分になれば、それほど頻繁にも使われないし、リアルタイムでなくたって構わない。 posted at 13:00:07
  • ああ、そうか。「ソーシャル」にも段階があるのか。家族や友人のように近いものと、赤の他人のように遠いもの。近いほど頻度もリアルタイム性に対する要求も厳しくなる。 posted at 13:01:21
  • 個人のデータをどこに保持するかだなあ。Google ぐらいの規模になれば、みんなでそこに預けるっていうのでも良いけど。でも、やっぱり、Google であっても、いつなくなるかもわからない不安は残るよねえ。 posted at 13:03:43
  • やっぱりデバイスに入れておくのかなあ。なくしたらどうするんだよ、っていう不安はあるけど、それは財布とかそういうものでも同じだろうし。 posted at 13:05:53
  • ってか、デジタルネイティブな世代って、ケータイがそんなモノになっているのかな。アドレス悵とか写真とか。 posted at 13:07:39
  • あとはデバイス同士でのソーシャルな連携をどうするかだな。携帯ゲーム機なんかの「すれちがい」みたいなもんか。 posted at 13:09:13
  • たとえば、iPhone や iPod なんかに入っている音楽の情報を自動的に送り合うとか。もちろん、公開するしないの設定はデバイス側でできるとして。iTune の genius をデバイスが勝手にやるようなもの。 posted at 13:12:22
  • なんでもかんでもネットに上げてサーバ上でやらなくったって良いと思うんだよ。 posted at 13:14:22

2010-02-09

twitter より (2010-02-08)

  • Kindle にしたってマニアックなガジェットであることは否めない。 posted at 09:48:34
  • 少し長い目で見たら、電子書籍(というか出版という行為)が web に取り込まれるだろうね。というか、ユーザ(読者)としては取り込まれてほしい。ただ、2〜3年でどうにかなるもんでもないと思う。 posted at 09:53:34
  • iPad は(Kindle も)未来のデバイスというより、今できるモノなんだよ。だから、あんまりワクワクしないんだろうな。その点は iPod とは違う。 posted at 09:56:18
  • むしろ、過去にあるべきはずだったモノかな > iPad posted at 09:58:13
  • 20年前とはいわない、10年前にあれば、相当ワクワクしただろう。今、ノート型のパソコン(とくに持ち運びを前提としているサイズのもの)が占めている位置に本来あるべきだった形のモノだよ。 posted at 10:02:07
  • むろん、技術的にいろいろと困難だっただろうし、タッチパネルによる操作は受け入れらなかっただろう。iPad が作られるためは、前提として iPhone (iPod touch) の普及があるんだよ。Jobs もそんなことを key note で言っていた。 posted at 10:04:56
  • 小さく、手の中に収まるようなデバイスにマウスを付けようなんて誰も思わない。ユーザも要求しない。→ iPhone のユーザはタッチパネルの操作を受け入れた。マルチタッチなインターフェイスにも慣れた。→ (つづく) posted at 10:12:13
  • (つづき) → 同じ操作性の大き目のデバイスを作る。→ iPhone と同じだよ、って発表する。→ みんな、どんな操作性なのか、よくわかる。iPhone ユーザならなおさら。(← いまここ) posted at 10:15:14