lifeLOG + REPOsitory: iPadにPDF化された雑誌を詰め込む

コンピュータ関連の雑誌の中にはバックナンバーが PDF 化されて、CD-ROM や DVD-ROM の形で販売されているものがある。最近のものでは Software Design の総集編がある(↓)。

Software Design 総集編【2000~2009】(DVD付)

SoftwareDesign 編集部 / 技術評論社 ( 2010-02-17 ) / アマゾンおすすめ度

WEB+DB PRESS なんかも出しているし、少し前のものだと 20 年分の Unix Magazine をまとめたものなんかもある。あと、値段が少々張るが日経サイエンスも DVD 化されている(→ 関連書籍参照)。これらを iPad で読んでみようと思いたった。

総集編にはたいてい PDF のインデックスがついていて、雑誌各号の PDF ファイルへのリンクが張られている。これをそのまま活用するには、CD-ROM や DVD-ROM のフォルダ構成そのままに iPad に転送することが必要。GoodReader for iPadなら、フォルダも作れるから、それができる。

GoodReader では、iTunes を経由すると複数のファイルをまとめて iPad へ転送することができる。ただし、フォルダを中身もふくめて丸ごと転送することはできない。最初は、手作業で iPad の GoodReader 側にフォルダを作り、iTunes 経由でファイルを転送し、再び GoodReader でファイル群をフォルダに移動、というような手間のかかる作業をやっていたんだけど、すぐにイヤになった。もっと良い方法はないのかとググってみると、解決策が見つかった。

方法は単純で、Mac側で転送したいフォルダを「○○.pkg」にリネームする(pkg という拡張子を付ける)というもの。こうすることで Finder 上では 1 つのファイルに見える。iTunes 経由の転送でも丸ごと転送できる。転送後は GoodReader 側で「○○.pkg」というフォルダになっている。中身も元の構造のままで転送されている。関連書籍に挙げたものは、この方法で転送してところ、付属のインデックスをたどって各号の PDF を開くことができた。

iPad で PDF 化された雑誌を読むことの難点の 1 つは、文字の大きさだ。元々、雑誌は書籍としては大型の部類に入るから、紙面をそのまま PDF 化した場合、iPad のサイズでは文字が小さくなる。ギリギリ読める程度か。長時間読むには辛いかもしれない。雑誌を快適に読むには iPhoen 4 の解像度で iPad のサイズのデバイスが必要なのかも。もう 1 つは、検索。Mac 上だと Spotlight が届くので串刺し検索ができる。残念なことに GoodReader の中のデータには iPad の検索機能は届かない。これは GoodReader のアップデートに期待するしかない。