届いたのは昨日(2010-11-13)の昼すぎ。ちょっと放置してしまっていたが、本日、夕方に設置完了。簡単に使ってみたので第一印象などを書き留めておく。
コンパクトなボディ
すでにあちこちで実際の写真が公開されているから十分想像はついたことだけど、実際、自分の手に取ってみると改めて実感する。コンパクトっていうより小さい。これで電源内蔵だからね。
(多少かぶる部分があるとはいえ)使う目的が同一ではないから比較することに意味はないけど、PS3 と比べると驚愕の一言。価格も大きさも(多分消費電力も)。
設置もカンタン
つなぐのは 2 ヶ所。TV との間を HDMI ケーブル(別売)で、コンセントの間を電源ケーブル(付属)で。ネットワークへの接続は有線または無線で。ウチでは TV のところまでネットワークケーブルを引いてハブを置いてあるから有線接続にした。
Time Capsule と同様電源スイッチはない。電源ケーブルをつなぐことがそのまま電源オンになる。電源オフしたければ電源ケーブルを抜くしかない。使わないときはスリープ状態にしておく(再生やその他操作をせずに一定時間が経過すると自動でスリープになる)。これ、知っていないと戸惑うかもね。
最初に電源を入れると TV 画面に言語選択の画面が表示される。「日本語」を選択すればメイン画面に移る(途中、Apple TV の動作に関するデータを Apple に送信しても良いかという選択画面が出る)。メイン画面のメニューは以下のようになっている。
項目名 | 機能 |
---|---|
ムービー | iTunes Store (映画)を開く。「上映中」は US の情報っぽい。 |
インターネット | YouTube、Podcast、MobileMe、Flickr、ラジオ。 |
コンピュータ | ホームシェアリングを有効にした Mac (や PC) の iTunes ライブラリを開き、音楽や動画を再生する。 |
設定 | 各種設定と「今すぐスリープ」 |
使ってみる (機能/サービス編)
設定
何はなくとも初期設定。設定の項目は以下の通り。AirPlay は iPhone や iPad 上のコンテンツを Apple TV (経由で TV) に映す機能だが、まだ iOS アプリがないので使えない。
- 一般
- スクリーンセーバ
- オーディオとビデオ
- AirPlay
- コンピュータ
- 今すぐスリープ
最小限の設定は「一般」>「iTunes Store」と進み、Apple ID で iTunes Store にサインインすること。これがなくては「ムービー」でレンタルできない。無線 LAN 接続の場合は、「一般」>「ネットワーク」で設定できる(付属「設定ガイド」p.16)。
さて、ときどきおかしな翻訳でユーザを困惑させてくれる Apple だが(→「すべての無効化を許可、ってどういう意味?」参照)、ここでもやってくれた。「一般」>「ペアレンタルコントロール」と進むと、初期状態で画面に表示されるのは「ペアレンタルコントロールは入」という表現だ。これを読んでどう思う? ペアレンタルコントロールは有効なのか、それとも無効なのか。
「ペアレンタルコントロールは入」という表現だと、これはペアレンタルコントロール機能の状態を表示しているのだ、と思うのではないだろうか? 少なくともわたしはそう思った。しかし、それは間違い。「……は入」と表示されているとき、この機能は無効になっている。実際、その下にあるペアレンタルコントロールの設定項目はグレーになっていて選ぶことができない。で、この項目を選んで押すと「……は切」に変わり(パスコードを設定させられる)、設定項目を選べるようになる。表記と機能が合っていないと思わないか?
英語環境にして同じ項目を表示させると、初期状態は「Turn On Parental Control」。これを押すと「Turn Off Parental Control」になる。そう、日本語の翻訳が悪いってことだ。この場合の「Turn On」と「Turn Off」は「入りにする」「切りにする」と動詞として訳さないと意味が通らない。もちろん「入りにする」「切りにする」という表現も普段目にするものではないから、ここは意訳で「有効にする」「無効にする」とでもすべきところだろう。
販売開始前にアップルジャパンの社員は一人も使ってみなかったのか?
ホームシェアリング
メインメニューのところにも書いたように、Apple TV では、ホームシェアリング(iTunes の機能の一つ)を有効にした Mac の iTunes ライブラリのコンテンツを再生できる(たぶん PC でも可)。LAN 内に Mac があるとメインメニューのコンピュータに表示され、それを選ぶことで、音楽はもちろん動画もポッドキャストも iTunes U も再生できる。もちろん、コンテンツを入れた(そしてホームシェアリングを有効にした) Mac が起動していなければ使えない(スリープもダメ)。
Mac mini Server にコンテンツを入れようかな。
ムービー(予告編)を観る
Apple TV を買った理由(の一つ)に「予告編(プレビュー)が長い(3 分)」ことを挙げたが(→「Apple TV、買った」)。早速、あれこれ予告編を観てみた。Mac 上の iTunes で観る場合と違って、Apple TV では TV 画面一杯にフルスクリーンで表示される。良い感じ。予告編をザッピングするだけでオモシロイよ。
ちょっと残念だったのは、すべての映画で 3 分表示されるわけじゃないってこと。1 分のものもあれば、1.5 分のものもある。
レンタルしてみる
これはまだ試していない。この記事をポストしたら何か一つレンタルしてみよう。
使ってみる (操作編)
本体付属のリモコン
付属のリモコンは製品版の Remote と同じように見える。ということは、Mac の操作(Front Row とか iTunes とか)もこれで可能なはず。実際、iMac でリモコンを有効にしてみると(普段は無効にしてある; 「システム環境設定」>「セキュリティ」>「一般」>「リモートコントロール赤外線レシーバーを無効にする」)、「Menu」ボタンで Front Row が起動するし、iTunes の操作もできた。
また、古いタイプの Remote (→) でも Apple TV の操作ができた。
このリモコンは普段の操作に限れば問題はないんだけれど、設定のときなどにアカウント名やパスワードを入力する際にはやはり使いにくいと感じる。上下左右で文字を選ぶのはシンドイよ。ただ、キー入力画面(ソフトウェアキーボードの一種かな)で、小文字のアルファベットだけでなく、同時に大文字のアルファベットも表示されているのは評価できる。下手に QWERTY 型の配列を表示してシフトで大文字小文字を切り替えるっていう方式にしたら使いにくさを増すばかりだからね。
iPhone アプリ(Remote)
おもしろいところでは、iOS アプリにも「Remote」があること。ただ、純粋にリモコンをエミュレートするだけのようで、設定の入力なんかはできない。文字入力に iPhone (や iPad) のソフトウェアキーボードが使えたら良かったのに。
訂正@2010-11-16:
iPhone/iPad アプリの Remote で文字入力にソフトウェアキーボードが使えないというのは勘違いだった。Remote を使って操作すると、アカウントやパスワードの入力に加えて、検索画面でも iPhone (や iPad) 上のソフトウェアキーボードで入力できる。これを使うと検索画面で日本語も指定できるようになる。
コメントで指摘してくださった gakkey さんに感謝!
関連リンク
- Apple TV - 技術仕様 (Apple)
- Remote (iTunes Store)
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- Mac mini Server、届いた! (Macをプログラムする)
- MacBookが届いた (同上)
- 2009年07月17日(金) (twilog; iPhone 3GS をゲット、というつぶやき)
iPhone アプリ(Remote)
返信削除iPhoneはもってないのでわからないのですが、iPadのRemoteアプリからは、文字入力の際にソフトウエアキーボードでうてますよ!
youtubeの検索のところでも、ソフトウエアキーボード出てきます。日本語でうてます。
どうも、わたしの勘違いだったようです。今、もう一度試したところ、iPhone、iPad どちらからでも Remote でソフトウェアキーボードが出てきました。検索では日本語も入力できました。
返信削除後で、記事の方も訂正しておきます。ありがとうございました。