Blogger Glass を「iPhone アプリらしく」仕立てるためのアレコレを考えていて、ラベルによる絞り込み検索というモノを思い付いた(「iOS デバイスに対応する (基礎編) - Blogger Glass」の「もっと iPhone らしく」を参照)。
ユーザ体験としてはこんな感じになる。
- 「一覧画面」から「ラベル検索画面」を開く。
- 元の「一覧画面」に出ていた記事それぞれに付いていたラベルがまとめて表示されている。
- ラベルの中から 1 つ選ぶと、検索実行。
- 「検索結果画面」になる。 (*)
- 絞り込みをする場合、再度「ラベル検索画面」を開く。
- さきほどの「検索結果画面」の記事それぞれに付いていたラベルがまとめて表示されている。
- ラベルの中から 1 つ選ぶと、検索実行。このときは、先に選んだラベルとの複合検索(AND)になる。
- (*) に戻る。
最初に「一覧表示」から開いた「ラベル検索画面」では、すべての記事に付いているラベルを表示する方が良いかも。
パンくずリスト
日本語では「パンくずリスト」、英語では「breadcrumbs」あるいは「breadcrum trail」と呼ばれるモノがある。現在表示中のウェブページの位置を、たどってきたパスの階層構造等で表現するナビゲーションアイテムだ。Mac OS X の Finder で、表示中のフォルダの階層構造を示すために使われている「パスバー」もこの一種だ(Finder に表示されていなければ、メニューから「表示」>「パスバーを表示」を選ぶ)。
上述の「ラベル検索」では、検索に使われたラベルをユーザにフィードバックしなければならない。そのためにも「パンくずリスト」が適しているはず。これならユーザが選んだ順序をふくめて表現できる。検索結果はラベルを選んだ順序によらないが、ユーザにとっては自分の操作を正確にフィードバックしてくれる方が良い(少なくともわたしはそうだ)し、なにより「パンくずリスト」なら、逆にたどって以前の画面(検索結果)に戻っていける(という機能をわかりやすく提示できる)。
文字入力させたら負けだと思う
iPhone のように使用状況を選ばないデバイス(歩きながらでも、満員電車で吊り革につかまっているときでも使えるし、使いたい)では、文字入力のような複雑な操作はなるべく避けたい。項目をタップし、画面をドラッグそれにスワイプする。片手で操作できるなら歩きながらでも使える。
検索では、最初にラベルを複数選んでおいてから検索実行、という方式も考えられる。だが iPhone で実現するなら、操作が自ずと小さなステップに分割され、さらに個々のステップでフィードバックも得られる「順次絞り込み」タイプの方が適している。また、現在の状況と操作の履歴を同時に表現できる「パンくずリスト」はナビゲーションの仕組みとして最適だろう。
ま、実際に使ってみない間は、ただの一般論でしかないがな。
関連リンク
- パンくずリスト (Wikipedia:ja)
- Blogger Glass (GAE アプリ)
関連記事
- iOS デバイスに対応する (基礎編) - Blogger Glass
- iPhone アプリらしく #1 - 画面デザイン (Blogger Glass)
- twitter より (2010-05-14) (iOS の標準ジェスチャに関するつぶやきがふくまれている)
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