Cocoa Emacs って何?
(MacWiki - CocoaEmacs より)
Cocoa Emacs とは?Mac OS X のウィンドウ環境で動作する 開発バージョンの GNU Emacs(バージョン 23)の総称です。 Adrian Robert さんらが開発を進めてきた Emacs の GNUStep 用のコード(Emacs.app)が 本家 GNU Emacs に取り込まれたもので、 フロントエンドに Cocoa API を用いているため Cocoa Emacs あるいは Cocoa port と呼ばれています。 Emacs バージョン 22 の Mac OS X 版のコード (Carbon Emacs あるいは Carbon port )は 既に Cocoa Emacs に置き換えられており、 Carbon 版相当の完成度を目指して開発が進められています。
今のところ、Carbon Emacs のような決定版的なパッケージは今のところないらしい。
主要な情報源
ググって見つけたページがこの 2 つ。
- [1] Emacs23 (Cocoa Emacs) 入門から中毒まで (紹介マニア)
- [2] Cocoa Emacs 64bit版を作ってみる (年越しそばと初詣は絶対に欠かせない)
[1] の方は「入門から…」とあるように、安定板のビルドに始まり各種初期設定の内容までと幅広い。一方、[2] は(準オフィシャルな) Git リポジトリを使った開発版のビルドの方法だ。それぞれから、自分の使い方に合った部分を参考にして作業することになる。
作業の流れ
Carbon Emacs から Cocoa Emacs に乗り換えるまでに必要な作業を流れに沿って書き出してみる。
(1) 安定板をソースからビルドしてみる
安定板についてはバイナリを配布しているところもあるようだが、まずは Emacs 23 をソースからビルドすることを体験してみよう。2010-05-07 に 23.2 がリリースされている。
(2) 安定板を使い、初期設定を行う
最優先は日本語環境の構築。これは、(2-1) フォントの設定、(2-2) 入力システムの設定、の 2 つの作業に分かれる。
(2-1) は先に挙げた情報源に載っている(どちらにも)。フォント回りはハマり込むと脱け出てこられない恐れがあるので、あっさりとコピペで済ませる。後者は SKK を使えるようにすることだ。
(2-2) は SKK を使えるようにすることだ。Carbon Emacs と同様に IME パッチを組み込んで AquaSKK を直接使うか。あるいは SKK を Cocoa Emacs にインストールして、AquaSKK の辞書サーバを使うようにするか。
久し振りに、Emacs 上の SKK を使うことにしよう。
(3) 開発版をビルドする
せっかくだから 64 ビット版を使いたい。開発版に手を出す一番の理由はそれだ。体感できる差があるとは思わないが。
(4)「Emacsテクニックバイブル」を読みつつ、あれこれ試す
そもそも Emacs に時間をかけようと思ったのは、この本を買ったからだ。そして、どうせ時間をかけるなら最新の Emacs でやろうと考えたのだ。
いまは (2-2) の途中
「(1) 安定板 23.2 のビルド」は簡単だった。「Emacs23 (Cocoa Emacs) 入門から中毒まで」に書かれている手順をたどるだけで、何の問題もなくビルド完了。起動してみる。Carbon Emacs 用の .emacs を読んでいるようだが、起動に問題はないようだ。
「(2-1) フォントの設定」はコピペで済ませた(→ Emacs23 の フォント設定)。
で、「(2-2) 入力システムの設定」で少々ハマってしまった。SKK のインストールでつまづき中。続きはまた、機会を見て……。
関連リンク
- Emacs23 (Cocoa Emacs) 入門から中毒まで (紹介マニア)
- Cocoa Emacs 64bit版を作ってみる (年越しそばと初詣は絶対に欠かせない)
- Emacs23 の フォント設定 (同上)
- CocoaEmacs (MacWiki)
- Carbon Emacs パッケージ
- SKK Openlab
- APEL
0 件のコメント:
コメントを投稿