2009-11-04

スキャナは楽し

先日、SnacSnap S1500M を導入した。

送信者 Macをプログラムする

製品ページでは Snow Leopard (Mac OS X v10.6) は対応 OS とはなっていないが、付属の ScanSnap Manager (V3.0.10) で読み取り、テキスト認識ともに動作する。今のところ問題には遭遇していない。同梱されている Adobe Acrobat 8 Professional 日本語版 (Macintosh版) の方はインストールしていないので不明。

読取速度(解像度)は4段階あって、たいていのものはスーパーファインで十分。各種書類(請求書とか)や単行本などは十分、Mac の画面で読めるものになる。(サンプルはこちら)

使い方はとても簡単。スキャナ本体のふた(?)を開き、スキャンしたい書類等をセットし、蒼く、淡く光るボタンを押すだけ。↑のスーパーファインなら「20枚/分」なので、かなり高速。それでいて両面が読み取りできている。これまでスキャナには触れてこなかった身には新鮮な驚きがあった。最初にスキャンしたときは
「え、ホントにこれだけで良いの
・・・(・ω・;)?」
そんな感じだった。一点注意すべきは、本体のボタンを押す前に Mac 側で ScanSnap Manager が起動していなければならないってこと。起動していないと、いくらボタンを押しても何も起こらない。

読み取り設定でテキスト認識を有効にすると、スキャン動作が終わった後、Mac 上の ScanSnap Manager ががんばる。それなりの時間がかかる。機器によるスキャンそのものが圧倒的に高速に思えるだけに、ここはちょっとガマンの時間だ。認識の品質は、さまざまなレイアウトが混じるような書類(クレカの請求書とか)だと認識できな領域が残るようだ。素直なレイアウトの単行本などはほぼ完全にテキスト認識に成功する。縦書きのものでも OK。当たり前のことだが、認識できたテキストは検索できる。ただ Spotlight 経由だとヒットする言葉とそうでない言葉がある。「プレビュー.app」の検索ボックスからならヒットするのに、Spotlight からではヒットしない。ちょっと残念。

とにかく高速な読み取りに感動する。当初は、家電の取扱説明書だとか、各種請求書だとか、なんかそういう雑多な書類を読み込んで、書類の方は捨ててしまう。そういう使い方だけを想定していた。けれど、これだけ高速な読み込みができると、雑誌やら本をスキャンしてしまおう、と欲が出てきた。内容、つまり情報だけが重要で、本や雑誌の実体そのものには特別な思い入れがない、ってものが結構ある。そういうものをスキャンして、実体は捨ててしまえば部屋がすっきりするんじゃないか。ScanSnap を使い始めると、sごく当然にそう思い始めてしまう。いわゆる「自炊生活」だ。

「自炊生活」が持たらすビジョンはすばらしい。難点は本や雑誌をバラす手間。時間と体力を要求する作業だ。理屈だけを言えば、ちょっと大きめのカッターがあればどんな本だってバラすことができる。実際にやってみるとこれが大変。200ページちょっとの単行本をバラすのに 30 分以上かかる。慣れればもっと短くなるとは思う。それでも、5 分で済ませられるとは思えない。こうなってくると、文明の利器の力を借りたくなる。断裁機が欲しくなる。PLUS社製 PK-513L が良いらしい。価格が高いけど。置く場所に困るけど。

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