スキャンして PDF 化した書類やら本を iPhone で開くと、Mac の「プレビュー.app」で開いたときにくらべて見え方に差がある気がしていた。iPhone の方が文字がすっきり見える。アンチエイリアスの効果の差なのかもしれない。こういう印象は主観的なものだし、デバイスが違えば見え方も違って当然。深く追求しないでいた。
今日、ふと思った。同じデバイスで比べたらどうなんだろう、と。つまり「プレビュー.app」と他の PDF ビューアで同じ PDF を開いて比較するということ。で、そのために Adobe Reader を Mac mini にインストールしてみた(↓)。
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せっかくだし、両者の違いを画像で比較してみよう。等倍表示だとちょっと画面で読むには厳しいサイズなので、快適に読める程度に拡大してある。2つのアプリウィンドウを並べて、同じぐらいに見えるように調整した。
これが Adobe Reader 9 (Mac OS X Intel版; version 9.2.0) の表示サンプル。
一方、こちらが Snow Leopard 標準の「プレビュー.app」で同じ文書を表示させたサンプルだ。
どちらも、「グラブ.app」で範囲選択による画面キャプチャをしたもの。PNG に落としてあるけど、印象の違いは見てとれると思う。
twitter でもつぶやいたけど、Adobe Reader は「すっきりだけど、ちょっとかすれている」、プレビュー.app は「ぼんやりして、ピントが合っていない」、そんな印象。もっと主観的に表現すれば、Adobe Reader は「本をコピーして読んでいる」感じで、プレビュー.app は「老眼や疲れ眼になって近くの文字がにじんで見えている」ってところ。
もとが本をスキャンして PDF 化したファイルだし、アンチエイリアスの効果は人によって好き嫌いが分かれるものだから、どっちが良いと断定するつもりはない。というか、わたし自身は、↑の2つのどちらも嫌い。iPhone で見た場合は、この両者のどちらとも違う印象で、一番好みに合う。けど、iPhone だと本をスキャンさせるとちょっと文字が小さいんだよねえ。
ちなみに、↑のサンプルは「新科学対話」の p.215 から取った。
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